2011年8月25日木曜日

涙が止まらない

朝7時前。
階下の母が私の枕元の携帯にコール。
ちょっときて欲しいと。
ただことではないと思ったけれど、ここまで惨いことになるとは。
気持ち悪いとという母にポリ袋を渡して背中をさすっていると、吐血。
断続的に200〜300ccほども吐いたでしょうか。
呆然としている私に、母が病院へ連れて行ってと。
私の運転で行こうか、救急車を呼ぼうかなどと、この期に及んで事態の深刻さを受け止められない私に、「救急車で」と母。
我に返り、119で救急車を呼びました。
情けない娘でごめんなさい。

病院に着いてからも吐血は続き、緊急で内視鏡検査と治療に。
胃がんが胃の動脈に穴を開けるまでになってしまったための吐血でした。
内視鏡でその穴をふさぐ施術をしてもらった後も、しばらく胃にたまっていた血を戻す状態。
ようやく…昼頃だったでしょうか…吐血は止まり、赤血球の急激な低下のため輸血。
ようやく少し落ち着いて、話もできる状態になりました。

痛みがないようなのが救いです。
が、今日の段階ではまだ口から飲食ができません。
口を湿らせてあげられるだけです。

介護1の父と愛犬のダリを残して来たので、私は本日は帰宅。
途中、父のリハビリでお世話になっているケアマネージャーさんのところへ。
わが家の事情をよく知っている彼女のあたたかで頼もしい言葉に思わずこらえていたものが。肩を借りて、嗚咽をあげて泣いてしまいました。

いえ、その時だけでなく。今朝から…いえ、先日、主治医に会ってから、いつでも、いつまでも、涙が出てきます。
突然、人生をもぎ取られようとしている母。
突然、母をもぎとられたわが家。私たち家族。
ダリが寝る時間になって、母を探している様子に胸がしめつけられます。

明日はほんの少しでも、母が口から飲むことができるようになっていますように。

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