私は両親をパパ・ママと呼びます。いい歳をして、恥ずかしけげもなく。小学校の3年で担任になった先生が、あまり感じの良い人ではなく…。私たち生徒に親の呼び方までとやかく言っていたのです。「日本人なんだから、パパ・ママではなくお父さん・お母さんと呼びなさい」と。子供心に、家庭の中、家族同士の間のことを支配されるようで不愉快だったので、その先生への反発もあって、今も堂々とパパ・ママです。
●ママのノート類
1.雑記帳
胃がんと診断されてから、私への申し送りとしてさまざまなことを書いてくれているもの。ふわふわと優しいのに、こんなところはとても気丈。私の何倍も人間として上等な人です。最初の方は俳句ノートとして使っていたため、いくつも俳句が残っています。いずれ句集を作ってあげようと思っていたのに。今からでも間に合うかも、いや間に合わせよう! 他の俳句ノートも持って行こう!
2.アドレス帳
去年2010年のものと今年のもの。今年のものはかわいらしい小花模様。母はこういう柄が大好きです。そこに載っている連絡先を見るにつけ、母が日々、どれだけたくさんのことに心を砕いていたかを思い知らされます。
3.スケジュール帳
月によっては、ちょっとした日々の雑感を記しているものも。庭の植物たちへの愛も伝わります。
●パジャマ
サッカー地の水色のチェックのもの。
●基礎化粧品
あまりかまわない母ですが、それでもきれいにしていようという心持ちを見習わなくては。
●スリッパ
何を持ってゆこう。ほんとうは新しい、かわいらしいものを買ってあげたい。少しでも立って歩けるようになるのでしょうか…。なって欲しい。ほんの少しでも。
私が思いついたもの
◎カップ
口を湿らすことしかできなかったのだけれど、そのための水を入れるにも、プラスティックの使い捨てではなく、花模様のジノリのカップを持って行ってあげたい。
◎携帯の充電器
そうそう! これを忘れてはいけない。でもどこにあるんだろう? 探さなくちゃ!
これから少し荷物を詰めたら、昨日の汚れ物を下洗い。時間があれば洗濯機をかけて、父の昼食の用意。といっても、昨日買って来た京樽のお寿司(おいなりさんとか卵巻きとか)にインスタントのお吸い物。好物の漬け物は我慢してもらうことになるかも。
昼前には車で病院へ。
途中でiPadを買おう。母が触れるように。テレビ電話、できないかな。できるように2つ買う? お金ないけど、もう貯金降ろす!
そう、銀行へ寄って定期を崩そう。
それで少しでも母との時間が良いものになるなら、1日でも長く生きてもらえるなら、かまわない!
10:00amにケアマネさんとヘルパーさんの事務所の人がきてくれて、打ち合わせ。
初めて、わが家にヘルパーさんに入ってもらうことに。
それもけっこうな頻度。介護保険でまかなえる分と、自費の分。
何をお願いするか、まだこちらの状況がはっきりしていないので、というか、むしろ私の頭がこんがらがっているので、迷惑をかけないようにしなくちゃ。
パパが急に今日病院へ行くと言い出したので(昨夜はオレが行っても何の役にも立たないからといったいたんだけど…)、急きょ予定変更。
さらに、妹のKちゃんが激務の間を抜けて、午後病院に来てくれるそう。
みなさん、本当にありがたい。
昨日はパニックだったけれど、ケアマネのNさん、ご近所のみなさん(本当に親切な言葉をたくさんいただきました)の暖かさ、頼もしさで、少し、母との時間を少しでも充実させられるよう、歩んで行けそうな気持ちになってきました。
0 件のコメント:
コメントを投稿